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【第12回】空に足をつけて

Category : 卒業にあたって
宮本ゼミ3期生ゼミブログ「能動的2年間」最終回担当 渡島隆弘

The sound of Narita Airport

これを聞きながら読んでほしいと思います。




ーーーーーーーーーーーー

空港の出発ロビー

ざわめき

この空港へは大きな飛行機に乗ってやってきた。

安心だからこそ窮屈でもあった大きな飛行機。


僕らは、
同じ便に「たまたま」乗り合わせ、
その中でも「たまたま」近い席に座っていた。

運命的偶然


途中で乗り換えた人もいた。
君は乗り換えて、今、どこを飛んでいるんだろう。
無事に飛んでいると良い。

あの時の、
離陸の高揚感と不安感は過ぎて、
シートベルト着用サインは消え、

短くて長い自由な時間が過ぎた。

しばらくして、

シートベルト着用サインがまた点いて、
着陸の不安感と高揚感を越えて、

この空港に辿り着いた。



そして、今、



出発ロビーにいる。



ざわめき



今まで、僕たちの手には便名、行き先、出発時間の書かれた搭乗券が握られていた。

でも、今は、


エンジンキーだけが握り締められている。

そのキーには搭乗券に書かれていたような便名、行き先、出発時間は書かれていない。

全部セルフサービス。機内食さえ。



この空港からは何処にだって行けるし、何処にだって行けない。

この空港を出ればそれぞれに進んでいく。



バイビー。


この先、
当たり前だけど、
雨の日も、嵐の日も、晴れの日もある。
そのことをどう考えよう。

雨の日には雨で機体を洗おうか
嵐の日には嵐で操縦の腕を上げようか
晴れの日には眩しさで墜落しようか







運命的偶然で今まで同じ便に搭乗してきた全てのあなたたちに感謝を。

特に僕の近くに座っていてくれたあなたたちにジャンボな感謝を。

あなたたちは何度も気付かない間に燃料を補給してくれていたし、故障を修理してくれていた。

気付くのが遅かったし、今も本当に気付けているのかは分からない。
生きているよりも生かされている部分がいかに多かったか。
いかに支えられていたか。

あなたたちがいたから僕はこの空港まで辿り着けた。ありがとう。有り難い。


あなたたちがその手に握り締めたエンジンキーで求める仕合せに辿り着けますように。


帰ってくる場所はなくなってしまうかもしれないけれど、

辛い時は、同じ飛行機に乗っていたことを、一緒にいたことを思い出せば良い。


空を見上げれば、きっと僕たちの乗っていた飛行機はそこに飛んでいるから。







そして、


管制塔

あなた方が見守ってくれていたからこそ、僕はこの空港まで辿り着けました。

本当にありがとうございました。有り難い。

真摯に向き合ってくれていたからこそ出る言葉。思い。

少しは受け継げていると思います。

これからも静かに僕らを見守って下さい。

弱い僕はそれを願います。

そしていつか僕も管制塔になりたいです。





さて、

この先どんなことに出会うのだろう。

人、場所、音、匂い、風、色、形、感情、悲しみ、言葉にならないこと、

全てに感謝と歓迎を。






水平線は終わりじゃない










誰もいなくなった空港

ざわめきは聞こえない

心臓の音だけが何処までも響いている。







ーーーーーーーーーーーーー

最後に改めて、

宮本先生、ゼミのみんな、これまでに出会った全ての方々、本当にありがとうございました。



これで、僕たち宮本ゼミ3期生のゼミブログは終わりとなります。
今まで読んで下さった方、本当にありがとうございました。
最後まで楽しんでもらえたなら幸いです。



3期生ゼミブログは終わってしまいましたが、
これからも4期生以下、宮本ゼミのゼミブログは続いていきます。
これからは一読者として毎回の更新を楽しみにしたいと思います。

ではまたどこかで。
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