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【第31回】漫画とホームレス③

Category : 卒論日記
こんにちは

渡島です。

卒論日記も残すところ後2回となりました。

ゼミブログのエントリーも後、卒業に当たっての文章のみを残すところとなりました。

今、そのことを思うと感慨深い気持ちが、ちょっと暖かい冬の朝に吐く白い息みたいに出てきましたが、

その気持ちは卒業に当たってを書く時に取っておきたいと思います。



以下、卒論発表会について書かせていただきます。

まず、改めて、僕たち宮本ゼミ3期生の卒論発表会に参加して下さった全ての方に感謝の気持ちを伝えさせて頂きます。

本当にありがとうございました。

僕は自分の力だけで卒論を書いてきたような気になっていました。

でも卒論発表会を通じて、多くの人が力を貸してきてくれたからこそ、ここまでやって来られたのだなと感じました。

直前に大きな力を貸してくれたのは妹です。

妹に前日に発表の練習に付き合ってもらったことは今考えると大きなターニングポイントだったなと思います。

ありがとう。


発表会はゼミ生同士、気心の知れた者だけでの発表とは違った雰囲気で、

緊張感がありながらも楽しく、経験値の上がる一日になりました。




僕の発表順は最後でした。

発表の1時間前くらいから、もう緊張して緊張して手汗がボルビッグのように出ていました。

体の火照りも収まらなくて、冷えピタを張って発表しようかと本気で思うほどでした。


しかし、いざ始まってしまうと発表時間の15分はあっという間で、「俺の思いを聞いてくれ!」という、

何だかろっくんろーるな気持ちが自分の底にあることを感じつつ、するすると15分は過ぎていきました。


発表が終わると、

4期生ゼミ長のタズナ君から嬉しいコメントをもらえ、少しは発表をやった意味があったかなと思いました。

4期生副ゼミ長の湯澤君からも嬉しいメールをもらえ、その日は良く眠れました。ありがとうございます。




さて、ここから発表会で頂いた質問や、それに対する自分の答え、

そして、発表のスライドを作りながら、自分で薄々感じていた問題点などを踏まえ、卒論に加筆した、

あるいはしようと考えている点について書きたいと思います。


その前に

基本的な情報として

僕は、

                 漫画に描かれるホームレス者のイメージ
             
              継承されるパターン化された外見的特徴とその他の特徴


というテーマで、

「漫画に描かれるホームレス者のイメージはパターン化された外見的または、


その他の特徴から作られており、そのイメージのパターンは継承されている」

という仮説を証明することを目的に卒論を書き、

仮説を証明するための資料として、

長い期間のイメージの変化を探るために→単行本

最近のイメージの傾向を探るために→2012年の青年誌10誌2012年初号~最終号

という2つの資料群を用いたことを記しておきます。






では、質疑等で指摘していただいた点を基に、どのように加筆・修正をしたorするのかを以下に書きます。

Q1 

特徴がパターン化されていないが継承はされているとはどういったことなのか

A1 

これはとても重要なご質問で、分かったつもりで分かっていなかった部分を修正することができました。

僕は仮説で、「イメージのパターンは継承されている」と書いていますが、そもそも、パターン化と継承の範囲と基準が

曖昧でした。
   
よって卒論では、

「パターン化」の対象は近年以降(調査対象としては2001年以降の単行本作品と2012年青年誌10誌)とし、

ある一つの特徴がそれぞれの調査対象で30%以上の割合で使われている場合に、

近年においてその特徴は「パターン化している」と修正しました。

「継承」は、1960年代の作品・1970年代の作品と2001年以降の作品・2012年青年誌10誌、

それぞれで確認できたホームレス者の登場人物に、ある一つの特徴が20%を超えて使用されていた場合に、

その特徴は「継承されている」と修正しました。

よって、御質問への直接の答えに戻ると、「特徴がパターン化されていないが継承はされている」とは、

ある特徴が1960年代の作品・1970年代の作品と2001年以降の作品・2012年青年誌10誌、

それぞれで確認できたホームレス者の登場人物に、20%を超えて使用されていても、

近年以降(調査対象としては2001年以降の単行本作品と2012年青年誌10誌)で、

その特徴が、それぞれの調査対象で30%以上の割合で使われていないということです。

この曖昧だったパターン化と継承の範囲と基準を再設定したところ仮説に対する結論も変わりました。

発表の時点では仮説に対する結論は、漫画に描かれるホームレス者のイメージは外見的特徴よりも、

その他の性別・集団性・登場場所の特徴による部分が大きい、というものでした。

つまり、仮説の「漫画に描かれるホームレス者のイメージはパターン化された外見的または、

その他の特徴から作られている」という部分は正しくなく、

仮説の「イメージのパターンは継承されている」という部分は正しいが、

その特徴が使われている割合は少ないと結論付けていました。 


しかし、


この「パターン化」と「継承」の範囲と基準を再設定したことで、

結論は、「漫画に描かれるホームレス者のイメージは外見的特徴に加えて、その他の性別・集団性・登場場所などの特徴

が近年では重要な要素になっている」というものに変わりました。


つまり、


仮説の「漫画に描かれるホームレス者のイメージはパターン化された外見的または、

その他の特徴から作られている」という部分は正しく、仮説の「イメージのパターンは継承されている」という部分も

正しい。


ただし、


パターン化、継承どちらにおいても外見的特徴が与えられる割合は下がっている。と結論付けました。



Q2 

なぜプラスアルファとして外見的特徴を入れていないのか。

性別・集団性・登場場所という3要素に加えて外見的特徴も入れればより伝わりやすいはずだ。


という質問も頂いており、上記の修正後の結論を踏まえて答えると、

A2 

この結論付けの仕方は恣意的にすぎたと反省しています。だからこそ、このような御指摘を頂いたのだと思います。

なぜ恣意的に性別・集団性・登場場所という外見的特徴以外の、

その他の特徴の重要性を過大に強調してしまったかというと、

単純にその方が面白いと思ってしまったからです。申し訳ありません。

よって、指摘に対する直接の答えとしては、まったくその通りですと答えるしかありません。

外見的特徴とその他の特徴を実態に即したまとめ方に修正します。

このように発表を経て、仮説に対する結論が大きく変化しました。

今後の加筆・修正では、この新しい結論をより説得力にあるものしたいと考えています。


また、


Q3

登場の仕方のパターンについて。集団で出てきた場合には登場の仕方に傾向があるのではという御質問のように、

漫画に描かれるホームレス者の物語的特徴についても、

調査の結果としてそれが確かに存在していることが分かっているので、加筆したいと考えています。



以上が僕の卒論日記第3回です。読んで頂きありがとうございました。

卒論日記最後の更新は原田さんです。事情があって、次の日の更新になるかは分からないのですが、

きっといい文章を書いてくれると思いますのでお楽しみに!



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