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【第10回】少年合唱団

Category : 卒論日記
第10回の卒論日記は、中尾が担当いたします。


私の現時点での卒論のタイトルは、「日本において、海外の少年合唱団がどのようなメディアに受容されているか~1964年の『ウィーン少年合唱団』と2005年の『LIBERA』を中心に~」です。


仮説は、
●海外の「少年合唱団」が日本で注目されるきっかけが2点挙げられるのではないか
・映画等、映像系メディアがきっかけになりやすいのではないか
・注目を浴びた後は、雑誌等、紙のメディアがファンに「少年合唱団」の情報を提供する存在になるのではないか
●過去と現在の雑誌掲載内容に違いがあるのではないか
です。



まず、比較対象にしている「ウィーン少年合唱団」と「リベラ」について簡単に説明します。

「ウィーン少年合唱団」は、ご存知の方も多いと思います。
オーストリアの少年合唱団で、制服のセーラー服姿が有名なのではないでしょうか。
春になると来日し、日本の音楽番組やCMでも歌声を披露しています。

「LIBERA」(リベラ)はイギリスのボーイズヴォーカルグループです。
大きなフード付きの白い衣装を着て舞台に立ち、ウィーン少年合唱団と似て、少年達で構成されているグループです。
名前を聞いてピンと来ない方でも、VIERAのCMや浅田真央選手のExhibition曲、感動系の映像やきれいな風景の映像でよく楽曲が使われているため、意外と耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか。

彼方の光」は、NHKドラマ「氷壁」の主題歌として使われていました。(Youtubeから)

本論では、この2つの少年合唱団を扱います。




私がこのテーマを選んだのは、単純に好きだからです。
好きなことを卒論で調べられるのは本当に幸せだなあと最近しみじみ思います。

中学時代にリベラをあるサイトさんの日記で知り、試聴して気に入ったので通販でポチりました。
来日するということでみなとみらいホールへ行き、感動のままホールを出ると、TV局のインタビューにあいました。
「どうでしたか?」「リベラのどんな所が魅力ですか?」「メンバーの中で誰が好きですか?」等の質問を受け、もしやこれは私のTVデビュー…?!とドキドキしながら放送を見ました。
1秒も使われていませんでした。


その時の放送でリベラは「謎のイケメン集団?!」というタイトルで紹介されていました。
少年合唱団=歌が評価されていると思っていた私は、彼らがビジュアルに着目して紹介されるとは全く思いもよらなくて、イケメン集団…?!と衝撃を受けました(みんなかわいいんですけど!かわいいんですけども!)。

そこから、「海外の少年合唱団が日本のメディアで紹介される時は、どういう風に紹介されるんだろう」という事に興味を持ち始めました。



リベラは1990年代後半に活動を始めたグループです(前身にあたる合唱団はもっと歴史があります)。
初来日は2005年です。
もっと前に来日しているグループはいるかなと調べてみたら、ウィーン少年合唱団が1955年に初来日していました。
リベラより50年も前に来日しています。私が調べた主な少年合唱団の中では、一番早い初来日公演でした。

ダンスマガジン編「少年合唱団」(この本には少年合唱団入門者だった当時の私にはバイブルでした)という本の増山法恵さんの文に、『少女フレンド』で連載があったという記述があるのを見つけ、50年の開きがある、ウィーン少年合唱団の1960年頃の雑誌掲載とリベラの近年の雑誌掲載を比較したら、「日本において、海外の少年合唱団がどのように受容されているのか」わかるのではないかと考え、テーマを設定しました。




本論では、以下の4点について調査、考察します。

(1)「どの様に日本に入ってきたのか。」
公演から入ってきたのか、映画等の音楽やテーマとして入ってきたのかを調べます。
初来日公演は外交関係にも関連があったのか調査したかったのですが、ここは調査に行き詰まったのでカットする予定です…。

(2)「何をきっかけに注目を浴びたのか。」
きっかけになった作品、または公演の背景にどの様な理由があるのか。
当時の雑誌等を用いての検証は、次項で行います。

(3)「注目を浴びた際、どの様な日本のメディアに載り、どの様な内容が載っていたのか。」
紙媒体に雑誌、新聞を、映像媒体にTVドラマ、TVCM、映画でどのメディアに載ったのか、それがどの様な内容だったのかを、それぞれが注目を浴びたと考えられる年を中心に、メディアごとに調査してまとめます。

(4)「過去と現在では、受容のされ方に違いはあるのか。」
以上の3点をもとに、過去と現在にはどの様な違いがあるのかを比較分析します。



現在は(3)の作業中です。
どの雑誌をどの期間範囲設定で調べるか悩んだこともあり、ここに着手するのが遅くなってしまい、時間がなくて焦っています…。


その為、進行状況により調査対象を紙媒体に絞り、
「日本において、海外の少年合唱団がどの様に受容されているか~1964年の『ウィーン少年合唱団』と2005年の『LIBERA』の紙媒体掲載を中心に~」に変更するかもしれません。


あと当初の予定では、少女漫画と少年合唱団の関係性も調べたいなと考えていましたが、時間の都合で今回は扱わないことにしました…卒論は計画的に…。

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現時点で分かっていることを以下にまとめます。

(1)「どの様に日本に入ってきたのか。」
ウィーン少年合唱団もリベラも、初来日公演より先に「出演した映画」「ドラマ主題歌」が放映されていました。

(2)「何をきっかけに注目を浴びたのか。」
「少年合唱団」の増山さんの文によると、ウィーン少年合唱団が注目を浴びたのは、1963年の「青きドナウ」という映画がきっかけとあります。
リベラが注目を浴びた機会は2度あると考えられ、アルバムCD「フリー」が発売された2005年と、2006年のNHKドラマ「氷壁」が放送された時だと考えています。

(3)「注目を浴びた際、どの様な日本のメディアに載り、どの様な内容が載っていたのか。」
少女フレンドでウィーン少年合唱団についての掲載を調べたところ、1963年~65年の間では、1964年が突出して掲載数が多いと分かりました。
これは、「少年合唱団」の増山法恵さんの文にある「1964年の新春「ウィーン少年合唱団」が来日し、その爆発的な人気が日本中を席巻した。」事の裏付けになると考えています。



これ以降もしっかり『少女フレンド』でウィーン少年合唱団についての掲載の有無、掲載内容を調べ、プラス音楽雑誌として『音楽の友』も調べたいと…調べねばと…時間と闘いながら進めたいと思っています。
リベラのことも時間と闘いながら調べ…調べます…!


なので、ウィーン少年合唱団に関しては『少女フレンド』『音楽の友』、
リベラに関しては『CHOPIN』を雑誌掲載の有無、内容調査として扱う予定です。
『音楽の友』『CHOPIN』はそれぞれウィーン少年合唱団、リベラの写真集を出版した出版社の音楽雑誌な為、比較材料として選びました。
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調べていて楽しいのは、『少女フレンド』の「ウィーン少年合唱団ものしり」というコーナーでどんどん増えていく豆知識です。
でも素早く読み進め、メモをしなければいけないので(国会図書館の閲覧室でしか読めない号且つコピー出来ない号ばかりな為)、にやにやしてばかりいられないのが悩ましいです。
あと、メモした自分の文字が後半になるにつれどんどん難解な字になっているのを解読するのが辛いです。

当時のアイドルや少年合唱団のメンバーの住所が顔写真やプロフィールとともに掲載されているのには驚きました…。
私は文通が趣味なので、きっとこの時雑誌を読んでいたら嬉々として手紙を書いていたことでしょう…。




以上が中尾の卒論についてです。

何においても享受する側になることが多い自分が発信する側になれる稀なチャンスなので、やれることはやりきって満足のいく卒論にしたいです!
火がついてからは早いはずなので精一杯頑張ります!



卒論日記1周目の最後は、ボーリングでナイス投球を披露していた原田さんです!




追記:「青きドナウ」の公開年がミスで“1993”になっていました。正しくは“1963”でした。失礼しました。
ご指摘ありがとうございました。
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