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スプーン

Category : 写真deリレー
こんにちは!

今日は佐藤が担当します。
前回は徐さんがプリンについて語ってくれましたが、私は一旦戻して物語風に書こうと思います。
よし、がんばるぞ!!

今回のお題は「スプーン」です。

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写真


「花より団子」

私の座右の銘である。

学校へ行く途中の道には桜が咲き始めた。
今年もお花見のシーズンがやってきたけど、私は特に興味がない。


だって花を見るなら、うちで美味しいお菓子をたべたいもん。


「よっ!」

元気に挨拶をしてきたのは幼馴染のタクヤだ。


「お前最近太ったんじゃないの?」


「うるさいなぁ。私は気にしてないの!」


いつもこんな調子。

タクヤとは家が近くて通学路も一緒なので、学校の行き帰りにはよくこんなたわいない会話をしている。




ケーキ、菓子パン、ドーナッツ....
美味しいものに限ってカロリーが高い。神様はなんて意地悪なんだろう。


・・・でもそんなの気にしない。

「人生一度きりだし、好きなものを好きなだけ食べる。それが私!」

私の意思は固い。





・・・しかし、そんな意思はどこへやら。
きっかけは今月の健康診断。
体重測定で「5kg増」という現実を突きつけられた。


そういえば最近お腹のお肉が増えたような、顔も丸くなった...?



楽観主義の私でも、あんな数字を見せられていよいよ焦ってきた。


落ち込んでいると同じクラスのみっちゃんが

「好きな物は好きなだけ食べるのがモットーなんでしょ?」
とからかってきた。

「そんなこと言っても・・・」


夏にはプールの授業もあるし、海も行きたい。
これは痩せなきゃヤバいかも...




私はさっそくダイエットを開始した。

「大好きなお菓子は食べない」

そう意気込んでいたが、「食べる」という一番の楽しみを奪われた私はすぐに参ってしまった。


「やっぱり好きなものを我慢するのはムリだな。太らないで好きなものを食べられたらいいのになぁ。」






そんなことを考えていたある日、ふらっと立ち寄った雑貨屋さんで興味深いものを発見した。



「なになに、太らない魔法のスプーン??・・・」


プラスチック製でピンク色の、キャラクターが付いた可愛らしいスプーンにはそう書いてあった。

魔法なんて信じられないけど、かわいいから買ってみようかな。

私はそのピンク色のスプーンを買うことにした。





何回か使ってみると、そのスプーンを使うと、どんなにお腹が空いていても食欲がなくなってしまうことに気がついた。


これ、本当に魔法のスプーンなのかも!これで痩せられる!



そう気付いた私は、毎日そのスプーンを使うようになった。


スプーンを持ち歩き、食事をするときはいつもそれを使うようにした。





〜〜三週間そんな生活が続いた。〜〜




最初は簡単に痩せられることに楽しみを感じていたが、食べることが生きがいだった私は、日に日に気力も無くなっていった。

みっちゃんにも「また今日もお弁当残すの?最近何か変じゃない?」
と心配されるようになってしまった。


(ダイエットには成功したけど、これで良いのかな・・・)






そんなある日、タクヤがバイト先のプリンを持ってきてくれた。

いつも通りピンクのスプーンを取り出そうと鞄の中を探すも・・・見つからない。
忘れてしまったのだ。

仕方ないのでタクヤが持ってきてくれたスプーンをもらい、食べる。


「・・・?!」


最初の一口はびっくりして声も出なかった。



「お、おいしい・・・・!おいしいよ!!」

三週間ぶりにピンクのスプーンを使わないで食べたが、こんなに美味しいものがあるなんて信じられないほどだった。



「・・・やっぱりおまえは食べてる時が一番幸せそうだな!その笑顔みて安心した!」





「え?・・・」





「・・・この前は太ったとか言ったけど、俺は今までのお前が好きだな・・・」








後日、あのスプーンは捨ててしまった。もう使わないように。









〜おしまい〜

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このお話はフィクションです。結末はみなさんの想像にお任せということで。

私が普段から抱えている
「好きな物を食べたいけど、カロリーが高いから食べられない」というジレンマを少しでも解消できるようにこの話を考えました。笑

次のお題はこれ!

金魚


「金魚」
このお題で原田さんに最後のバトンを渡したいと思います。

どんなお話か楽しみ。
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