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金魚

Category : 写真deリレー
みなさんこんにちは。この無茶ぶりリレーブログも今回で最終回です。
担当は原田です。最近の主食はリップクリームです。どんどん減ります。身も心もカサつく季節ですね。
ということで、せめてこの拙文で潤ってくださればとおもいます。
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金魚

私は金魚。もう何年も、ここで飼われている。
最初にこの場所へやってきた日のことは、もう忘れた。
それくらい長い間、私はここにいる。ひとりで。ほかに金魚の仲間はいない。
同じ場所。同じ鉢。同じ景色。
正直、飽きた。

私が置かれているのは、長いカウンターの隅。その下はガラス製のディスプレイになっていて
人間が、開けたり閉めたり、覗きこんだりしている。

ここは和菓子屋。

どこにでもある地方都市の、駅前から少し離れた、老舗だかなんだかわからないような、和菓子屋。
私の下に並べられた十数種類の菓子たちは、近所の中高年の方々のお茶うけや、ちょっとした贈答品になる。
お客はまあ、そこそこ入る。常連もいる。店員のほうも、それなりに張り合いがあるようだ。

店内にいるお客に試食を差し出す。お茶を淹れる。
そこそこ行き届いた接客。そこそこ小奇麗な店内。
の、飾りとしての、私。

それゆえ、私は特にお客から可愛がられているわけでは無いだろうし
ましてやこの店のマスコット的な位置付けなどには全くされていない。

犬なり猫なりに生まれていれば、そんな地位も築けただろうが
まあいい。なんの変哲もないこの和菓子屋でちやほやされても仕様がない。たかが知れている。

もう秋か。
店では季節ごとに新作の菓子を作っていて
季節の変わり目に、品物も入れ替わる。
明日から、秋の新作を売り始めるらしい。
今日で夏の菓子とはおさらばだ。

夏から秋への変わりめを見る私の心持は、他の季節に比べ特別なものがある。
それは我ながら感傷的で、滑稽だとさえ思う。


今年も、金魚が消える。



薄い青色の澄んだ寒天の中に、真っ赤な金魚が数匹泳いでいる和菓子。
夏にしか並ばないその菓子に、私はどこかで愛着を感じていたのだ。

もちろん、店の親方がこの菓子を作った理由の一片にでも、私の存在があるとは思えない。
夏の和菓子に金魚。定番だ。

潔く、今日でお別れ、さようなら。
けれどせめて、閉店まではどっぷり感傷に浸っていよう。



日も暮れ、そろそろ閉店という時間になって
常連の爺さんがやってきた。
明日からの秋の新作、楽しみにしていてくださいね、なんて、パートの店員が話しかけはじめる。

すると爺さん

「ということは、今日で金魚も終わりかね。」

そうだよ。終わりだよ。

「一年中こんな涼しげなもの出してたら、お爺さん凍えちゃうわよ。ほほほ」

くだらない。本当に下世話だ。


「…お宅のお店には、折角立派な金魚がいるでしょう。菓子が夏だけではさみしかろうと、いつも思っていたのだよ、のぅ。」

爺さんが、私に目を遣ってそう言った。


「そう言われてみれば、この金魚は一年中いるわね。いなくなったら、ちょっとさみしい気もするし。お爺さん、お優しいのね」


奥の工場で明日の新作の準備をしながら、親方は、その会話を聞いていたらしい。


次の日、店のディスプレイの中には、
紅葉の添えられた金魚の菓子が並んだ。
冬には金魚の上に雪が降り、春には桜が舞うだろう。


それからの私が、ここでの生活を退屈だと思うことは、二度と無くなった。

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こんな感じで、いかがでしたでしょうか…
リレーブログはおしまいです!

と、ここでお知らせが。
来週末、11月1日~3日は和泉校舎で明大祭があります。私たち宮本大人ゼミナールも、外ではラピュタパンを売り、中ではマンガ喫茶を開きと
サブカル全開でお待ちしていますので
ぜひお越しください。

そんなこんなで明大祭準備があるため、ブログ更新はお休みさせていただき、明大祭後に、お祭り振り返りレポートを連載します!

ではでは、ハッピーハロウィーン。
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スプーン

Category : 写真deリレー
こんにちは!

今日は佐藤が担当します。
前回は徐さんがプリンについて語ってくれましたが、私は一旦戻して物語風に書こうと思います。
よし、がんばるぞ!!

今回のお題は「スプーン」です。

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写真


「花より団子」

私の座右の銘である。

学校へ行く途中の道には桜が咲き始めた。
今年もお花見のシーズンがやってきたけど、私は特に興味がない。


だって花を見るなら、うちで美味しいお菓子をたべたいもん。


「よっ!」

元気に挨拶をしてきたのは幼馴染のタクヤだ。


「お前最近太ったんじゃないの?」


「うるさいなぁ。私は気にしてないの!」


いつもこんな調子。

タクヤとは家が近くて通学路も一緒なので、学校の行き帰りにはよくこんなたわいない会話をしている。




ケーキ、菓子パン、ドーナッツ....
美味しいものに限ってカロリーが高い。神様はなんて意地悪なんだろう。


・・・でもそんなの気にしない。

「人生一度きりだし、好きなものを好きなだけ食べる。それが私!」

私の意思は固い。





・・・しかし、そんな意思はどこへやら。
きっかけは今月の健康診断。
体重測定で「5kg増」という現実を突きつけられた。


そういえば最近お腹のお肉が増えたような、顔も丸くなった...?



楽観主義の私でも、あんな数字を見せられていよいよ焦ってきた。


落ち込んでいると同じクラスのみっちゃんが

「好きな物は好きなだけ食べるのがモットーなんでしょ?」
とからかってきた。

「そんなこと言っても・・・」


夏にはプールの授業もあるし、海も行きたい。
これは痩せなきゃヤバいかも...




私はさっそくダイエットを開始した。

「大好きなお菓子は食べない」

そう意気込んでいたが、「食べる」という一番の楽しみを奪われた私はすぐに参ってしまった。


「やっぱり好きなものを我慢するのはムリだな。太らないで好きなものを食べられたらいいのになぁ。」






そんなことを考えていたある日、ふらっと立ち寄った雑貨屋さんで興味深いものを発見した。



「なになに、太らない魔法のスプーン??・・・」


プラスチック製でピンク色の、キャラクターが付いた可愛らしいスプーンにはそう書いてあった。

魔法なんて信じられないけど、かわいいから買ってみようかな。

私はそのピンク色のスプーンを買うことにした。





何回か使ってみると、そのスプーンを使うと、どんなにお腹が空いていても食欲がなくなってしまうことに気がついた。


これ、本当に魔法のスプーンなのかも!これで痩せられる!



そう気付いた私は、毎日そのスプーンを使うようになった。


スプーンを持ち歩き、食事をするときはいつもそれを使うようにした。





〜〜三週間そんな生活が続いた。〜〜




最初は簡単に痩せられることに楽しみを感じていたが、食べることが生きがいだった私は、日に日に気力も無くなっていった。

みっちゃんにも「また今日もお弁当残すの?最近何か変じゃない?」
と心配されるようになってしまった。


(ダイエットには成功したけど、これで良いのかな・・・)






そんなある日、タクヤがバイト先のプリンを持ってきてくれた。

いつも通りピンクのスプーンを取り出そうと鞄の中を探すも・・・見つからない。
忘れてしまったのだ。

仕方ないのでタクヤが持ってきてくれたスプーンをもらい、食べる。


「・・・?!」


最初の一口はびっくりして声も出なかった。



「お、おいしい・・・・!おいしいよ!!」

三週間ぶりにピンクのスプーンを使わないで食べたが、こんなに美味しいものがあるなんて信じられないほどだった。



「・・・やっぱりおまえは食べてる時が一番幸せそうだな!その笑顔みて安心した!」





「え?・・・」





「・・・この前は太ったとか言ったけど、俺は今までのお前が好きだな・・・」








後日、あのスプーンは捨ててしまった。もう使わないように。









〜おしまい〜

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このお話はフィクションです。結末はみなさんの想像にお任せということで。

私が普段から抱えている
「好きな物を食べたいけど、カロリーが高いから食べられない」というジレンマを少しでも解消できるようにこの話を考えました。笑

次のお題はこれ!

金魚


「金魚」
このお題で原田さんに最後のバトンを渡したいと思います。

どんなお話か楽しみ。

プリン

Category : 写真deリレー
こんばんは、ジョコウです〜

21日に更新するはずだが、なぜか今日...

さっそくですが、本題に入りましょう!

本日のお題はこちらです。

ぷりん

美味しそうなプリンですね!


え、でも、プリンって言ったら、何故かまず頭に浮かぶのは、この子↓

写真_meitu_1_meitu_2

かわいいですね!

サンリオのキャラクター!

ポムポムプリン!


ずっとプリンちゃんを「プリン」だと思ったが、
なんと彼はプリンのキャラクターではなく、
犬だったのです。

ショック!

でも耳が付いてるから、どう見ても生き物ですね。


よし、スイーツの「プリン」の話に戻りましょう!


プリンって、英語でpudding(プディング)と呼ぶのに、
なぜ「プリン」と発音するか、すごく不思議だなと思いました。


調べてみたら、日本の「プリン」のことを英語でpuddingと呼ばないらしいです。


英語で言うpuddingというのは、スプーンですくって食べるような、
蒸して固めたデザートのことです。
種類も色々あるそうです。

「プリン」のように、ある形に整えて、プルプルで、基本はカスタードで作った物は、
定義上はpuddingでも、カスタードプディングと呼びます。

そのカスタードプディングを日本では「プリン」と呼びます。


中国では「プリン」を「布丁」と書いて、「ブーディン−」と発音しますが、味も形も日本のと極めて似っています。

となりの韓国はどうなのか、知りませんが、多分アジアで売っているプリンは皆一緒じゃないかと思っています。

前アメリカに行った時、puddingの正体が検証できなくて、残念(:_;)


やはり気になりますね。
本物のpudding!
また機会があれば...


正直、自分はあまり食べないですね。プリン(/_;)
別に嫌いではないですが、好きでもないです。

うちの親戚の中に、糖尿病にかかった人は3人もいるので、
小さい頃に、よくお母さんに甘いもの食べ過ぎるなと注意されました。

自分も喘息と扁桃腺炎で苦しんだ時期があって、
ソフトクリームみたいなクリーム系アイスも一時的に医者に禁じられました。

何年もこのような食生活を続けていったので、体も口も脳も、「食べない」ことに慣れています。

だから、普段、本当に買おうともしないですね。
たとえどんなに美味しそうに見えても...

あ、でも、パッケージにキティかプリンちゃんがついたら、買うかも。。。
コラボレーションのスイーツ、出ないのかな(๑╹ڡ╹๑)
楽しみですね!

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次の写真はこちらです。

写真

プリンを食べる時、無くてはならない物!

「スプーン」

佐藤さん、よろしくお願い致します。

リビング

Category : 写真deリレー
こんばんは。石田です。

今日は体育の日だったみたいですね。まぁ基本引きこもりな私には関係ないですが。

それでは本題にいきましょう。

お題はリビングでした。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


リビング





私は大学生だ。来年卒業する。

今は都内に住んでいる。大学入学を機に上京してきた。

別に実家からは通えない距離でもないのだが、色々と理由をつけて両親を説得し、一人暮らしをさせてもらっている。



実家は二階建ての一軒家である。家は特別広いわけでも狭いわけでもない、ごくごく一般的な大きさだ。一階に台所やお風呂、父親の部屋、物置、リビングなどがあって、二階に母、兄、私、それぞれの部屋がある。


私は、実家の中で苦手な場所がある。リビングだ。


リビングといえば「食卓」とか、「家族団らん」とか、多くの人間は温かい言葉を連想するのではないだろうか。

しかし私にとってのリビングは、楽しい記憶よりも辛い記憶の方が強く脳内に残っていて、あまり居心地のいい場所ではない。例えば、

何か悪さをしてお説教されるとき、
学校のテストで悪い点を取って怒られるとき、
進路について話し合うとき、
一人暮らしをしたいと懇願するとき、

いつもこのリビングが舞台だった。


つまり、親と子どもが何か真面目な話をするときの場所が、我が家ではいつもリビングであるということだ。


通常の我が家のリビングは、食事などを通し家族が集う大切な場所として機能している。
別に私は家族を嫌っているわけではないし、家庭内はそれなりに円満だ。両親の間に「離婚の危機!」的な空気もない。

しかし、たまに両親と衝突するときには、反対されたり、怒鳴られたり、泣いたり、怒ったり、時にはビンタを食らったり、そんな記憶が思い出されるから、私はリビングにいると無意識に緊張してしまう。だから私は実家に暮らしていた頃、食事の時以外は極力リビングには近づこうとしなかった。



大学に入学してしばらくは親と真剣に話すような話題がなく、しかも一人暮らしを始めて実家にいる時間が激減したおかげもあって、リビングに対する抵抗感は和らぎつつあった。しかし、私が4年生になってから初めて帰省した日の夕飯の食卓で、リビングでの過去の嫌な記憶が一気に蘇ってきた。


「お前、卒業したらどうするんだ。」


食事の最中、突然父が私にそう聞いてきたのだ。父親の口調からして、真面目に話をしようとしているとすぐに察しがついた。

心拍数が急に上がる。

大学の最終学年にもなった娘を持つ父として、そのような質問を投げかけるのは自然なことだ。まぁ私もいずれ聞かれるだろうと覚悟はしていたが、正直受け答えに困った。


私には、やりたいことがある。しかしそれについて父に打ち明けたことはない。反対されることは明らかなのだから。以前母には少しだけ話したことがあるが、彼女は「いずれ諦めるだろう」と軽く考えているようだ。

要領のいい二つ上の兄は学生時代早々に内定を取り就活を終えた。両親はその様子に安心し、卒業後の進路について彼と深く話し合おうとはしていなかった。

昔兄と私の二人で話をした時、彼はダンスで食っていきたいとかなんとか言っていたが、その夢はどこに行ったのだろうか。まぁ頭の良い兄のことだから何かしら彼なりの作戦を隠し持っているのかもしれない。


兄の話はどうでもいいが、とにかく私の場合は違う。私がやりたいことは就活を経て会社に入社するとかそういうことではない。その「やりたいこと」の中身をここで明記するのはなんとなく嫌なのでしないが、とりあえず日本の大学生の多くが経験する就活という過程を経ないということだけは確かである。

現在就活していない私を両親はひどく心配している。普通といえば普通の反応だろう。

しかし私にだって考えがある。


このリビングで両親と対峙する日は近い。

一人暮らしを懇願した時にはなんとか上手くいったが、今回は少し自信がない。

彼らに打ち負かされないためには、色々と作戦を練る必要がある。

私は準備に取り掛かった。

その準備はまるで、戦闘の用意をしているようだった。



そう、リビングは私にとって戦場でもある。相手はもちろん両親。



いつも彼らとの戦いの前には作戦を練りに練って、武器となる証拠やデータも必死にかき集めてきた。会話のやり取りのシミュレーションも何百回とした。


―時間経過―


両親との戦闘を覚悟してから1週間が経った。

この話をするために、今日私はわざわざ実家に帰ってきたのだ。

今回も同じ、いや今回は今まで以上に力を注いだ。あとは気持ちの問題だ。




夕食後のリビング。いつもこの時間リビングでは両親がテレビを観ながらくつろいでいる。



私は今、リビングに続くドアの前に立っている。



本当は怖くて逃げ出したいけれど、奥歯を噛み締めてその弱気を押し殺す。




ゆっくりと深呼吸をして、ドアノブに手をかけた。




私と両親の戦闘が今、リビングで始まる―









―ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ・・・・・



うるさい。何だこの音。でも聞き覚えがある。

あ、そうだ、実家の電子レンジの音だ。


と思いながら目を覚ます。



そうだ。私昨日久々に実家に帰って来て、お風呂から上がって、リビングでテレビ観ながらうとうとして・・・


リビングのすぐ近くにある台所では母親が忙しそうに料理をしている。多分朝食の用意だろう。焼きたてのトーストの匂いがしてくる。

もう朝なのか。ソファーで寝たものだから身体が痛い。起き上がるのを諦めようか迷う。

それにしても懐かしい夢をみたものだ。



「あんた今日朝から仕事あるんでしょ、さっさと起きて準備しなさい。」



母親が急かす。確かに、もうそろそろ急がねば危険な時間だ。



急いで身支度を済ませ食事をしていると、朝の家事がひと段落着いた母親がマグカップを片手に私の向かいの席に座りながら声を掛けてくる。



「あんたがやるって決めたことなんだからね。ちゃんと納得出来るとこまでやり通しなさい。じゃないとお父さんも泣くわよ。」



父親はまだ起きてこない。今日は土曜日で、普通の会社員であれば休みなのだから仕方ない。休日の朝くらいそっとしておこう。




昨日みた懐かしい夢からはもう3年くらい経っている。

あの時はほんとに色々辛かったが、あれがあったからこそ今の私があるのも事実だ。

あんなことがあっても以前とさほど変わらずに接してくれる両親にはもちろん感謝している。


「わかってるよ。ごちそうさま。」


そう言ってリビングを出て玄関へ向かう。



もう実家のリビングは怖くない。

・・・いや、本当はまだ少し緊張するが、あの頃ほどじゃない。私も少しは成長したのだろうか。


などと考えている間に玄関に移動し、靴も履き終えた。


「行ってきます。」


そう言って玄関のドアを開け、私は仕事に向かった。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


このお話はフィクションです(=_=)
実在する人物等々は全て架空のものです(=_=)



頑張ってひねり出したのがこんな感じのストーリーです。書いててすごい疲れた・・・。

とにかく次のお題写真を出して一刻もはやくこの場を去りたいと思います。

写真はこちら。


ぷりん

美味しそーですね。

徐コウさん、よろしくです。

それでは。

青いサイリューム

Category : 写真deリレー
こんばんは!
今回担当小原です。遅くなってしまいました、すみません!!
私、現在、フロリダのディズニーワールドでインターンシップ留学をしておりまして、
時差が13時間あって、こっちまだお昼で……←言い訳

こちらの生活は3年生がブログで書いています!
ディズニーの仕事のことなども書かれていて面白いので読んでみてください(^^)
http://meijidisney3.blog.fc2.com/
(宮本ゼミ生もいますよー)

ではさっそくーー

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
fc2blog_20131009171040363.jpg

「すいません、それ、しまって下さい。」
その声は明らかに私たちに向けられたものだ。

初めてライブを見に来た会場でのことだ。
小学生のときにお母さんとアイドルのコンサートに行ったことしかない私にとって初めての場所。
3カ月前に絵里が付き合い始めた1つ先輩の彼氏が好きなバンドの野外ライブ。
絵里が彼氏に勧められたものを、学校の登下校中に一緒に聞くようになり、
バンドって何か分からないけど、なんか聞いてて楽しくなるね、
と話しながらケータイで見つけたライブ情報に惹かれて絵里と2人で来たものだった。

「私は嬉しいんだけど、なんで彼氏と来なかったの?」
その質問に対して絵里は少し顔を赤らめながら答える
「部活忙しいらしいし、こっちから誘うの恥ずかしかったんだもん!」

こんな子にほっぺ赤くして誘われたら彼氏も断れないのに。
と感じながら、確実に否定されるのを見越して声には出さない。

お互い初めてのライブに2週間前からわくわくして計画を立てていた。
「なんか持ち物とかあるのかなー?チケットだけでいいの?」
「え、それだけ?うちわとか、ペンライトとかって持ってくんじゃない?」
「それってコンサートだけじゃないの?」
学校の休み時間中ずっと話していても決まらず、
そのまま放課後に100円ショップに行って1時間話し合った結果、
サイリュームを2本を買って帰宅した。

当日は私がサイリュームを持っていき、チケットは絵里が持っていくことが決まった。
どこか天然なところもあるが、しっかりしている絵里の方が安心だから、と私が頼んだ。

前日の夜遅くまで、どうやって部活をサボるかを長々と電話で話し、
私がお母さんに長電話を怒られて電話を切るという形で次の日を迎えることとなった。
翌日の授業の時間はいつも以上に長く感じられた。
帰りの会が終わってすぐに掃除当番だった絵里を手伝って一緒に学校を出る。
部活の顧問には、休み時間中に眼科に行くから休むと伝えてある。
部活が休みの日は眼科がやってないからと伝えたが、あまり信じてなさそうだった。

一度帰宅してカジュアルな私服に着替えなおし、絵里とは駅で合流した。
乗りなれない電車に苦戦しながら、ケータイで調べた乗換案内を手に、目的地へと向かう。

開演20分前に着いた私たちの前には、バンドTシャツを身に纏った、
私たちより明らかに年上の人で既に溢れていた。
慣れない雰囲気に圧倒されながら、ステージから少し遠い私たちの席でバンドの音楽を絵里と2人でイヤホンを共有しながら聴いていると、すぐにその時間がきた。

会場に流れていた音楽がふと消え、それと同時に歓声が沸き起こる。
そこからベース、ギターの音が流れ始め、ボーカルとドラムも揃って出てきた頃には、歓声が絶頂に達していた。

胸にまで響くテンポ良いベースの音につられて、鼓動が早くなるのを感じる。
気付いたら自然と拳を掲げていた。絵里も同じだった。

だんだんと暗くなってきた。
ステージを照らす色彩豊かなライトが幻想的に見える。

爆音が響く中で、声を張り上げて絵里に耳打ちする。
「そろそろサイリューム出しちゃう?誰も出してないけど、だめなのかな?」
「うーーん、でもせっかく持ってきたし、出しちゃおうか。」

サイリュームを折る快音はかき消され、その感触だけが手に伝わる。
すぐにきれいな青い光が二人の手の中で光り始めた。

先程と同じように日頃の学校の鬱憤を忘れてサイリュームを握りしめた拳を掲げる。
ステージから離れた座席でも、カラフルなステージのライトとひとつになっているような不思議な感覚がした。

そこに男が現れたのだ。
「すいません、それ、しまってください。」
爆音の中で声を張りながらも、表情から威圧的でないのが伝わる。
会場のセキュリティだ。

恥ずかしさと無念さを感じながら、鞄がパンパンな絵里の分も一緒に私の鞄にしまった。
暗い鞄のなかで光る2つの青い光は、先程とは違い、どこか寂しげで、冷たそうにも見える。
だが、鞄のチャックを閉めると再び音楽に心を奪われ、体温が上昇するのを感じた。

そこから1時間程してライブが終わると、お互いにうっすらと汗を浮かべ、顔を火照らしていた。
門限を過ぎないように駅まで走り、乗り込んだ電車で、
「めっちゃ楽しかったー。でもやっぱりサイリュームだめだったね。」
絵里が満足そうに、でもどこか寂しそうに発した声が耳に残った。


あれから4年が経った。
絵里と私は違う高校に進学したが、今でも連絡を取り合い、何かあればお互いが相談し合う関係にある。
あの時にバンドに惹かれた私は高校に入ってからバンドを始めた。
文化祭などで発表はしていたが、なかなか予定が合わず絵里は来たことがなかった。
今日は卒業ライブとして私が高校生としてやる最後のライブだ。
会場も大きめのライブハウスを借りた大掛かりなもの。
絵里を誘ったが、私の学校の生徒ばかりで来づらいだろう。


今までにない広さと観客の多さにステージ裏で既に緊張しきり、
イメージトレーニングでさえ指に力が入り過ぎてうまく動かないのが分かる。
とりあえず掌に3回「人」を書いて食べたが、あまり効果はないようだ。

「時間だ」
という声が聞こえ、そのままステージに向かう。

強張った笑顔でステージに立った瞬間に一気に肩の力が抜けた。
自然と普段の笑顔を取り戻したことが自分でも分かる。
ステージから離れた場所で遠慮がちに動く青い2本のサイリュームが見えたからだ。

すぐに絵里だと気付いた。
セキュリティに注意されないように警戒しつつ、私を喜ばせようとしているのが伝わる。
同じ青色なのに今日はほんわかとした温かさを感じる。

(知らない人ばっかのとこでよくやるよ。)
心の中でつぶやきながら、そんな絵里を楽しませられるようにギターを握りしめた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
初めてこんな文章書きました笑
長くなってすみません。読みにくくてすみません笑

では次は、この写真で!

9b2d20d7-1eae-4da1-ba51-d787ce83a85f.png

私が今いる寮のリビングの写真ですが、ここからどんなお話が出るんでしょうかー
楽しみです(^^)
次は日本にバトン戻しまーす!

たこやきのひみつ。

Category : 写真deリレー
こんばんは。
小林 葵です。前代未聞の胃痛でいま苦しんでます。痛いよー。

まったくいい文章が浮かばなかったので、早速写真リレーにうつります。







大好きだったタコちゃんが死んだ。

『そんな顔しないで』

そう言ってくれているようなタコちゃんの写真を前にして、私は腫れた目をハンカチで抑えながら、彼女が転校してきた小学5年生の頃を思い出し始めた。



『はじめまして!丸山タカコです!好きな食べ物はタコヤキです!よろしくお願いします!』



わあ、笑顔が素敵な子だなあ。
それがタコちゃんの第一印象。



「お前、タコヤキみたいな顔してるな!おっもしれ~」

クラスに必ず1人はいる、悪ガキンチョ。(もう彼の名前は忘れちゃったなあ)

『えぇっ嬉しい!私、好きな形はタコヤキの丸なの。私の顔も丸いのかな!』

「なっ別にそういう意味で言ったんじゃねぇよ!」

『そうなの!?ほらでも見て、タコヤキ~』



タコちゃんはそう言いながら、自分のほっぺを少し膨らませて手で軽くつまみ、得意げにタコヤキポーズを見せてくれた。

悪ガキは自分の意地悪に元気よく返されたもんだから、照れて小さくなっていた。



タコちゃんというあだ名も、転校してからすぐに呼ばれるようになった。

タコヤキが好きだからタコちゃん。タカコからカを取っても、タコになる。運命的だと騒いでいた。

後々タコちゃんに聞くと、別にタカコを短くしてタコになるなんて親も考えてなかったよーと笑っていた。





中学生になると仲いい子数人でタコヤキパーティーをした。

高校生になっても、少し成長したみんなでタコヤキパーティーをした。

タコちゃんの家で焼くタコヤキは格別に美味しかった。



タコちゃんとタコちゃんのお母さんで1からタコヤキの素を作って用意してくれた。

2人で台所に並ぶ姿は、ちょっぴり羨ましかった。

タコヤキを焼くあの鉄板も家庭用にしては大きめの立派なモノだった。

ここまで来ると信じ難かったけど、
タコちゃんのお父さんは趣味で縁日にタコヤキの屋台を出すことがあったらしい。



大学生になるとお互いに大学の友達と時間を過ごすことが増えた。

連絡を取り合うのは、年賀状と誕生日だけになった。

「これからもタコヤキ大好きなタコちゃんで居てね」
「今年こそ、また家にタコヤキ食べにきてね」

連絡は疎遠になりたくないけど、決まった時期に決まった言葉を交わすだけの仲になっていた。





大学を卒業して会社勤めを始めた頃、
タコちゃんから連絡がきた。

『おいしいタコヤキ屋さん見つけたから食べに行かない?』



久しぶりにも関わらず、心が跳ねるくらいドキドキと嬉しさでいっぱいになった。

会社の先輩にも「男か?」といじられながら、私はいつもより早めに仕事を切り上げて待ち合わせ場所へ向かった。



『急にごめんね!久しぶり!』



転校してきた時と変わらない、とびっきり可愛い笑顔のタコちゃんがいた。

会うなりすぐに、最近飲み会が多くて太ったんだよねとほっぺを膨らませて、あっ今のタコヤキみたいだったかなぁと一人で照れてみせた。

太ったという割には、スーツに着られているような…、職場でもきっとタコちゃんは人気者なんだろうなと思った。



タコちゃんに連れられて、タコヤキが美味しいという小さな居酒屋へ入った。

大学生になってから1度だけタコちゃんとお酒を飲んだっけ。



迷うことなくビールとタコヤキを頼み、さっ乾杯しますか、と笑顔でジョッキを持つ。

私たちは思い出話とタコヤキをお酒のつまみに、夢中で話続けた。



何時間ぐらい経ったのだろうか。

話したかったこと話せて、聞きたかったことも聞けたなと私が満足していた時に、タコちゃんが眠そうな目をこすりながら言った。


『タコヤキは外がカリっとして中がフワフワなのが1番おいしいよね』


みんなそうだろうけど家で作ろうとすると、なかなかそれが難しいんだよなあとブツブツ言っている。



ここのタコヤキも美味しいけど、タコちゃんの家には負けるね。

そう私が言うと、タコちゃんは目をうるっとさせながらありがとうと言った。



それから『タコちゃんがタコヤキが好きな理由』を話してくれた。

当たり前のように思ってたけど、そういえば知らなかった。理由があるとも思っていなかった。



きっかけはね、お母さんだったの。

小さい頃から転勤ばかりして、幼稚園でも小学校でも毎回新しい友達を作らなきゃいけなかった。

人見知りな性格だったから、友達を作るのは大変で、親の仕事のせいだ!って思ってひねくれちゃって

そんな時お母さんが、家でお友達を呼んでタコヤキパーティーをしましょう。って言い出したの。

それが面白いくらい楽しくてね。



ふふっとタコちゃんは笑った。

なるほど。お母さんと台所に並んでいた姿を思い出して、なんだか心が温かくなった。

タコちゃんは続けた。



最初は仲良くなるために必死だったけど、だんだんみんなのために美味しいタコヤキを作ろうって思ってきて。恥ずかしいけど、味付けもひっくり返すのも結構練習してたの。

それが普通にできるようになったら、今度はタコヤキを焼いてるみんなを見てるのが楽しくなってさ、普段はみんなバラバラのことしてたり、ちょっと喧嘩しちゃったりしてても、タコヤキを焼いてる時はみーんな目を丸くしてタコヤキに集中してるんだもん。ゲームばっかりやってた鈴木とかもさ、おかしかったなー。



そっか、タコちゃんをいじってたのは鈴木だ。

そんなくだらない気づきにあっけを取られていると、タコちゃんは言った。



『だからね、私にとって魔法の食べ物なんだ。』





お葬式の帰りに、中学の同級生みんなでタコヤキを食べに行かないかと誘われた。

私は用があると断って、1人であの居酒屋へ行った。



あの時を思い出すように、ビールとタコヤキを頼んだ。

タコヤキが熱くて泣いているのか、悲しくて泣いているのかはわからなかった。



のどをなかなか通らないタコヤキを必死に食べる。


あ、これタコ入ってない。


その時、タコちゃんのセリフが頭に浮かんだ。



タコが入ってないタコヤキは当たりだよ!



タコちゃん、ありがとう。

タコヤキを食べるたび、タコちゃんを思い出すんだろうな。

また一緒に食べたいな。



最後の1個を食べ終わり、
今度うちでもタコヤキパーティーをしてみようかなと考えながら店を後にした。




書いてたらどんどん長くなってしまいました。へへへ

次の写真はこれです。


海を越えて小原リカちゃんに
バトンを繋ぎます。えいっ。

勇者トシヒコの冒険

Category : 写真deリレー
こんばんは。
9月に旅行に行きすぎて、ただいま絶賛貧乏中の中西です。

写真deリレー思ってたより難しいですね…
みんな想像力豊かだな。

変なストーリーになること必至で書いていこうと思います。

前回担当のあやのからのお題の写真がこちら↓

IMG_0534.jpg






う…ここはどこだ?

俺の名はトシヒコ。
テレビゲームが大好きな中学2年生さ。

たしか俺はさっきまでRPGのゲームで遊んでいたはずだ。

それで母さんに
「ゲームばかりしてないで宿題しなさい!」
って怒鳴られて喧嘩になって…

そっからどうなったんだったっけ…

そうだ、その後もゲームを続けようと画面を見たら、
その途端に気を失ったんだ。

…ということは、まさかここはゲームの中の世界?

って、そんなバカなことあるわけ…
でもこの風景は確かにさっきまで遊んでたゲームの風景と瓜二つだ。

それならこの世界は夢だ、夢に違いない!!
夢なら覚めろ、覚めろ覚めろ覚めろ!!

?「覚めるわけないやろ。お前がゲームの中の世界に行きたいと願ったんやで」

ト「誰だお前は!」

俺の目の前に現れたのは、俺の掌ぐらいの大きさの羽根の生えた人間…?
…とにかく小さな生き物だった。

このゲームにはこんなキャラクター出てこなかったと思うんだけどなぁ…
それにしてもかわいくないなぁ…

?「心の声が聞こえとるで!かわいくないとはなんや!!
  ワイは人の願いを叶える妖精や!!」

ト「妖精だって??その顔で?w」

妖精「失礼なやっちゃな!久しぶりに誰かの願いでも叶えようと思とったら
   たまたまお前の願いが聞こえてきてな。妖精界のカリスマともいえる
   ワイに願いを叶えてもらえるなんやお前は相当なラッキーボーイや。
   感謝しいや兄ちゃん!!」

ト「お前じゃない!トシヒコだよ!!」

それより今の話…
願いがかなった…?

そういえばさっき母さんと喧嘩した時、

『あ〜あ、ゲームの中の世界に行って勇者になれば、
 勉強もしなくていいし学校も行かなくていいし、母さんに怒られることもないのになーー』

と心の中で言ったのを思い出した。

ト「ほ、ほんとにここはゲームの中だっていうのか?
  や、やった!これで俺はここで一生ゲームができる、遊んで暮らせるってことだ!!」

妖精「ほんまにそう思とるんか?」

ト「え、何が?」

妖精「ゲームの世界の勇者になれれば、一生遊んで暮らせるのと同じやと、ほんまに思とるんか?」

ト「そうだよ!だってゲームの主人公になれば、勉強しなくていいし、
  ゲームの中に入ってずっと遊んでられるのと同じじゃんか!!
  やったぜ!願いを叶えてくれてありがとな、妖精!」

妖精「この世界をあまり甘く見ん方がええで、兄ちゃん」

ト「はは、どんな敵が来ても俺が倒してやるぜ!」

   モンスターがあらわれた

ト「お、出て来たな!なぁ、コントローラーどこだよ!」

妖精「この世界にはコントローラーなんてもんはない。お前が自分で剣を使って戦うんや」

ト「そんなの無理だよ!うわぁ!!」

   モンスターのこうげき
   
     ドカッ!

   トシヒコたちはぜんめつした


ト「うぅ〜〜ん、ここは教会?
  俺はモンスターにやられたのか」

妖精「そうや、お前はさっきモンスターにやられたんや。
   あんなザコ敵に何をやってるんや」

ト「しょうがないだろ、戦い方とか分かんないんだから!」

妖精「それやったらこれから特訓するしかあらへんで」

ト「いやだよ!あんな痛いのもう勘弁。
  それにこの村は勇者の俺を崇拝してるみたいだし。
  俺、この村から出ないぞ!」

村人A「勇者さま、娘が魔王の手下にさらわれてしまいました。どうかお助けください」
村人B「勇者さま、魔王に食料を奪われてこの村にはもう食べものがありません。
    どうかお助けください」
村人C「勇者さま、はやく魔王倒してきてよ〜」

ト「あー、もう勇者勇者うるせーな!勇者ってこんなにめんどくさいもんなのか、
  ゲームだと楽しかったのに…」

妖精「だからそんなに甘くない言うたやろ。
   勇者とは骨の折れることもたくさん経験するし、村人の話もしっかり聞かなあかん。
   それに努力は常に怠ったらあかんのや。これを見ろトシヒコ」 
      
      パカッ

    ようせいは iPad をひらいた


俺はiPad を見る。
そこに映し出されていたのは、
『魔王を倒す戦略200』
という本を読みながら筋トレをしているイケメンの姿。

妖精「この男は北の世界の勇者ケンシロウや。
   魔王に勝つために日々このように努力を重ね、
   見事魔王を倒し、北の世界に平和をもたらしたんや。」

  画面が切り替わり、村人たちの話を親身に聞くケンシロウの姿

妖精「どうや、さっきのお前の態度とは大違いやろ」

  画面が切り替わり、モンスターを鮮やかに倒すケンシロウの姿

ト「か、かっこいい…」 

妖精「せやろ、こいつを直々に指導したんがワイや。
   ワイは妖精という職業に加え、勇者の"養成"もやっとるんやで!」

ト「今のギャグはつまんないけど、ケンシロウはすごいや!
  ん?なんか急に辺りが暗くなってきた気が…」

     まおうがあらわれた

魔「お前が勇者か。何をもたもたしているのだ。
  早く来ないから待ちくたびれてこちらから来てやったぞ」

妖精「こりゃまずいでトシヒコ。魔王が来おったわ」

ト「え、魔王ってラスボスの?なんで迎えにくるんだよ!
  どうすんだよ、俺特訓も何もしてないのに!!」

妖精「とにかく今のままでは勝たれへん。逃げるしかないで!」
  
   トシヒコたちはにげだした。
  しかしまわりこまれてしまった


魔「私から逃げられるわけがなかろう。こんな男が勇者とは笑わせてくれるわ」

ト「は、はやい!」

魔「はっはっは、私の爪は猛毒だ。
  触れれば動けなくなり、じきに死ぬことになるぞ。
  私の攻撃を受けてみろ!!」

ト「うわあぁぁぁ!!」

妖精「トシヒコオオオオォォ!!」

?「そこまでだ!南の国の魔王!!」

魔「誰だ!!」

妖精「そ、その声は…ケンシロウ?!」

ケ「久しぶりだな!妖精!!北の国から危険を察知してな、
  愛用のジェット機で飛んできたぜ!!」

ト「ケ、ケンシロウ…?」

ケ「よぅ!お前が南の国の勇者か?」

ト「う、うん…」
  
ケ「話は後だな、今はこいつを倒すことが先決だ!
  いいか、俺が囮になるからその隙にお前は奴を倒せ!!」

ト「そんな…どうやって倒せばいいんだよ!」

ケ「それは自分で考えてくれ!俺は奴の気をちらす」

ト「そ、そんな…」

魔「はっはっは、何人来ようと同じ事だ」

   バキッ

ケ「くっ、なんてスピードだ。」

魔「観念しろ、北の勇者。まずはお前から毒で葬ってやる!!」

妖精「ケンシロオオオオオオォォォォ!!!!」




ト「おーい魔王、お前の顔に変な虫ついてるぞ!!」

魔「え、虫?どこどこどこ」

    グサッ
    
魔「ギャアアアァァ!!!自分で自分の毒にやられた…」

    バタッ

  トシヒコたちはまおうをたおした

ケ「やった!!魔王をやっつけたぞ!!
  トシヒコ、お前のおかげでこの世界は救われたんだ!!」

妖精「相手の武器を利用した素晴らしい戦い方やったで、トシヒコ!
   これでお前は一人前や」

   パチパチパチパチ

村人達「ありがとう勇者、おめでとう勇者!」

ト「み、みんな…俺、俺やったよ!!これで世界は平和になっ…」

あれ…なんか途端に力が抜けて…
みんなが…遠くなる…




遠のく意識の中で、俺はケンシロウと妖精の声を聞いた
 
妖精「トシヒコ、お前には散々苦労させられたけど、なんやかんや楽しかったで。
   現実世界に帰っても、こっちで学んだこと忘れたらあかんで。」

ケ「トシヒコ、出会ったばかりですぐお別れとはシャクだが、
  お前は絶対大物になれるぜ!元の世界でもさっきみたいなパワーを見せてやれよ!」

妖精…ケンシロウ…ありがとう。俺…俺、頑張るよ!!





…コ…ヒコ…

母「トシヒコ、トシヒコ!!」

「う…ん…」

母「トシヒコ!!よかった、テレビの前でいきなり倒れたと思ったら…心配したわよもう!」

ト「母さん?
 あれ、魔王は?妖精は?ケンシロウは?
 全部夢だったのか?」

母「何言ってるの、やっぱりゲームのやりすぎよ!今日はもう終わりなさい」

ト「うん、母さんの言う事ちゃんと聞くよ。これからは決められた時間だけやる」

母「あら、やけに素直ね」

ト「ゲームの主人公だって筋トレとか勉強してるんだぜ!
  俺もケンシロウみたいにかっこいい男になってやる!!
  よーし宿題やるぞ!!」

おしまい



はい!見事に変なストーリーになっちゃいました!!

ちなみに今回のストーリーは、
主人公の「トシヒコ」という名前からピンと来る方もいるかと思いますが、
2011年〜12年にテレビ東京系で放送されていた、低予算ドラクエ風ドラマ
「勇者ヨシヒコ」シリーズを頭に描いていましたが、全然かけはなれてます(笑)

面白いドラマなので気になる人はぜひぜひ見てみてください。

恥ずかしいので早く次の人にまわそう。。

次のお題はこちら↓

たこ焼き


私が大阪出身であることを思い出してもらいましょう。。

お次は副ゼミ長のあおいちゃんです(^o^)
よろしく!!

初めての記憶

Category : 写真deリレー
こんばんは。
豊島です。すっかり秋ですね。
秋刀魚がおいしくて、金木犀のいい匂いがして、シーツがひんやりしてて
この季節大好きです。

…今寝っ転がってノートパソコンを広げて書いているのですが、
背中に猫が乗ってて重いです。



はい、お題行きます。写真はこれ。

810023931.jpg


-明日、海に行かないか。

それは突然の父からの誘いだった。

「うみ?どこにあるの?」

「ここからだと、県北に行って隣県に入ったところが一番きれいかな。」

「ふーん。じゃあ、楽しみにしてるね。」
そっけない返事をしてしまったが、本当はすごくうれしかった。
久しぶりに父と出かけることも楽しみだったが、僕はこの時まで海を見たことがなかった。

父は仕事が忙しくめったに一緒に出掛けることはなかった。
ご飯は一緒に食べよう、と家に早く帰ってきてくれたが、
そのあとは沢山の書類に囲まれていた。
仕事に向かう父の横顔が好きだった。


そう、物心ついたころには、母は「写真の中の人」だった。
おじいちゃん、おばあちゃんには会ったことがなかった。



そして僕にとって海は完全にイメージの、もっといえばテレビの世界だった。
「海なし県」ではなかったが、県の中央部に住んでいるため
実際に海を見たことはなかった。
どうして父が突然海に行こうと言い出したのかはわからない。
だけどとにかくうれしくてわくわくして眠れなかった。


「海かぁ…。」

-- - - - - - - - - - - - - - -- - - - - -
「お父さん、海ってすっっごく遠いんだね。」

「ああ…、そうだな。確か次の道を…」
「…大丈夫?」
「…」






「おーい!着いたぞ!」
「!」

気が付くと僕は眠っていた。
もう、夕方になっていた。
そのためか人はまばらだった。


810023931.jpg

「うわー!きれい!」
「だろ。これを見せたかったんだよ」
「ほんとにー?」
初めて見たのに懐かしい気持ちだった。
どこまでも続いていく海に、時間が止まっているような感覚になった。


そして、心があったかくなった。



波打ち際ぎりぎりに立つ父の隣に並んだ。

「…大きくなったな。」
「うん、来年は中学生だよ。」
「そうだよな、あっという間だな。」


「ねぇ、どうして今日ここに連れてきてくれたの?」

「あぁ、今日は母さんの誕生日なんだ。
 ここの近くの生まれで、海が好きな…海みたいな人だったよ。」

「そっかぁ。」

父がどんな表情をしているのか見ようと思ったが
まぶしくてよく見えなかった。
泣いているようにも、微笑んでいるようにも見えた。







こ…、こんな感じで。
海で物語をって考えたらソフィ カルのイメージでした。
*ソフィ カル
http://www.art-it.asia/u/HaraMuseum/7MLvphyuOE5ifoD0248Q
アイデンティティ、コミュニケーション、記憶、知覚といった誰もが向き合う普遍的なテーマ」で作品を作る現代美術家の方です。興味がある人はどうぞ!


では次のお題はこれ!

IMG_0534.jpg


どんな記事になるか楽しみです。
あかね、お願いしまーす。

二人静

Category : 写真deリレー
こんばんは、後藤です。

ヒトカラで見たAKBの映像で、レインボーフラッグ(一色多い?)が大きく振られていて驚きました。

恋するフォーチュンクッキーでしたっけ?AKBなめてました。


さて、無茶ぶり写真シリーズ第四回です。本日のお題はこちらです。

fc2blog_20130930135008770.jpg






 昔から薄曇りが嫌いだった。

目に楽しい青空も、雨の様な気を静める風情も無い。

その癖上を見れば、眼の底を焼くような日の光が突き刺さる。
中途半端な湿気が、微温い水の匂いで鼻と肺を侵す。

粘り気のある薄膜が、頭にべったりと張り付いているような気がして、なおさら気持ちが悪い。
脳に生微温い水が貯まっていくようだった。

そうしてずぶり、ずぶりと気が沈んでいく。


 今日は朝からそういう日だった。

いつもと違う暇つぶしも特に無く、俺はこんな所でダラダラと時間を過ごしている。

初めてここに来た時からどれくらいになるだろうか。
名前は『サファリパーク』だったか、『サファリランド』だったか、関心が薄いからイマイチ覚えが悪い。

隣を見ると、相方は半開きのまぶたをどこかにに向けて身体から力を抜いていた。
つまらなそうではない。安らかに、休みを満喫していた。

俺もこんな天気でなければ悪く無い日だと思う。
珍しく何も無い日だ。反りの合わない連中と顔を突き合わせてギスギスする事も無い。

なにより側には、相方がいる。

しかし変化の少ない景色は見慣れてしまっている。今日はその上、大嫌いな薄曇りの光に照らされている。
緑の葉も白茶けた枯れ木も、なんだかモノクロだった。何もかもこの天気が悪い。


 彩度の低い景色をとろとろと進んでいると、俺達の横に見慣れた動物が現れた。

黒々とした毛を生やして、口を開くことはおろか殆ど顔の筋肉を動かさないでいる。何度も見ているが、鳴く事すら滅多にしない。
たまに口を開いたかと思うと、短い鳴き声を長々と繋げて鳴らし続けている。とにかく気味が悪い動物だった。

見るにつけ、この間抜けた顔の生き物がなんという名前で、どんな暮らしをしているのか色々な事が気になっていた。

「なあ、あのさ。」

俺は相方に声をかけてみた。気晴らしにもならないが、口でも動かさないと頭に水が貯まりそうだった。

「あの動物。何度見ても妙じゃないか?」

二言声をかけると、だらりと手足から力を抜いたまま、ようやくトロンとした目だけをこちらに寄越してきた。

「うん・・・ああ、僕も気にはなってるよ。よく見るしね。」

端正な口元が寝起きの生返事を寄越してきた。
見慣れているが、寝起きの顔だけはあまり見たくない。

男にしては妙に綺麗な毛髪に縁取られた切れ長の目。それが寝起きの顔から緩々と表情を形作っていく。
通った鼻筋の下、口の端が釣り上がる頃には、俺は目をそらしていた。

「本当に妙だぜ、あいつ。鳴き声にしろ、顔つきにしろ。なによりほら・・・。」

話している内に、隣のこいつの事で頭が埋まってくる。
いけない。そう思って、向こうの黒毛の不細工に意識を向けようとした。

「うん・・・?他に妙な所でもあったかい?」

意識の方向転換に集中していると、向こうから声をかけられた。

「なによりこんな所にいる。俺にはそれが一番、何だかなァ・・・。妙だ。」

「なんだい?僕には君が何を言いたいのか、いまいち分からないよ?」

「いやな、何かちょっとでも楽しそうに見えるか?ここにいてさ。」

ハッと、しくじったと思った。自虐か当てつけと取られたかもしれない。
少しでも気を抜くと、こいつに意識が向かってしまう。

軽く眉根を寄せている顔に向けて、慌てて取り繕う。

「いやすまん、あいつだ。俺が言ってるのは、あの黒い毛の。」

「分かっているよ。まあ、楽しそうな顔じゃあないよね。」

眉根が離れると、元の顔に戻って微笑んだ。だからそういう顔は向けるな。

「そうだろ?なのにああして、飽きもせずこの辺をウロチョロ・・・。おまけに滅多に鳴きもしねェ。」

「うん。あの動物が鳴いたり威嚇したりするような所は、僕も見たことないね。よっぽど安穏と生活しているんだろうね、あの動物は。」

「ま、食うには困ってないんだろうな。周りともギスギスしないで。なんていうか、ちょっと良いなあ、とか思っちまったよ。もうさ・・・」

今、あの生き物に生まれ変わっても良いかもしれねえ。

俺がそう言うと、相方は少し間をおいて宙を見ながら話し始めた。

「のんびりと草を食べているウシを見て、「ああ、ウシには生活の苦労がなくて幸福だなあ…。」なんて言ったらさ。ウシのほうは、「モウたくさんだ。」って言ってるかもしれないじゃないか。」


少し、こいつが何を言わんとしているのか、理解に時間がかかった。それはつまり・・・。


「生活に張りが無いってことか?」

「有り体に言ったらね。少なくとも僕らは集団の中で、自分の『居場所』というか『縄張り』をさ、確保するために頑張っている。そういう『生活の張り』がある。」

俺はふと、例の黒い毛の生き物を見た。珍しく口を開いて、あの短い鳴き声を長々と続けている。
光のない眼がこちらをじっと観ている。気味が悪くなって、相方に視線を戻す。

「じゃあ、それが無かったら・・・?」

「あの動物みたいになるかもね。鳴き声もあげない、表情も変わらない、黒々とするだけで光の無い目をした、ああいう生き物になるよ。だから・・・」

僕は羨ましくないよ。相方はそう言ってまたこっちを見る。

「それともさ」

途端、音もなく側に近づいて来る。顔から伝わる体温と吐息が、俺の耳に触れる。


「君は、僕をおいて、あんな物になってしまうのかい?」


擽るような、低い、絡みつく声で、そう囁かれた。


いつもその声音で俺を黙らせるのが、お前。

それっきり言葉以外でしかお前に伝えられなくなるのが、俺。




だから俺はいつも通り、この短い毛だらけの前脚でお前を・・・



--------


「あー・・・。就職も決まんねえのに、サファリパークなんか来て何してんだろうなあ。」

私こと眼が死んでる腐れ大学生は、日曜に予定も無く、わざわざ車を借りてマイカーサファリをしています。

「しっかし、あの黒い毛むくじゃらの二匹、いつ見ても仲良いなァ・・・。あーいいなあ、人間以外の動物は気楽でよォ・・・。お、こっち見た。」

私はしばらく床屋とご無沙汰な黒い髪を掻きながら、来世は貝かピスタチオかあの動物になりたいなあ・・・、などとブツブツ長々と呟きながらトロトロ車を走らせます。

「あれ、後ろからマウントポジション取ってる。おかしいな、あいつら両方共オスだったよなァ、確か・・・。」

(おわり)







自分がサファリパークの動物から見られたらこんな感じかなあと思って書きました。

正直書き終わってから「何やってんだ、俺・・・。(堤真一声)」という思いしか溢れてきません。でももうこれ以外思いつかないです。しーましェーン!!

草を食べてるウシ云々は、澁澤龍彦の言葉からの引用です。『来世は貝かピスタチオ』は、さよなら絶望先生からです。
なお、この動物二匹のキャラクターとしてのモデルは、去年やっていた某刑事アニメの黒い人と白い人です。お暇な方は関智一と櫻井孝宏で脳内再生してください。

次は豊島さんですよね。

次のお題はコレです。

810023931.jpg

妄想を膨らませやすそうな景色だと思うので、頑張ってください。
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